2006年05月12日

#016 '06年5月12日号 『粉飾決算。その重すぎる代償』

【きょうのポイント】
<トピック>
・カネボウが過去に行った粉飾決算に加担したとして中央青山監査法人に行政処分

・金融庁は7月から2ヶ月間、法定監査に関わる業務停止を命令。厳罰といっていい

・金融庁が業務停止命令を正式に下した5月10日、トヨタやソニー、新日鉄といった
 銘柄が軒並み下げた

・これらの企業に共通するのは、中央青山監査法人に監査を受けているという点

・短期的な株価の上げ下げの理由なんて分かったものじゃないのだが、あえてその
 理由を見出そうとするならば、中央青山監査法人の信用力低下が、そのクライアント
 であるところの企業群の決算情報の信頼性を毀損させたといったところか

<コメント>
・そもそもなぜ監査なんてものが行われるのか?

・企業は毎期、決算を公表する。しかし企業の自主申告をそのまま鵜呑みにするわけ
 にはいかない

・資金繰りが厳しくなった企業が資金調達の必要性から、嘘っぱちの決算発表を行い、
 投資家を欺き、お金を集めて後に倒産ということが現実にあった(これが粉飾決算)

・そんな経済詐欺の横行を許しておいてはいけない、というわけで、第三者的立場に
 立つ監査人が決算の内容を監査するという制度が整備された

・その制度を実務面で担う会計の専門家として、CPA(公認会計士)という職業が生まれた

・監査法人は、複数の公認会計士が経営する会社

・企業の信用を補完する役割を果たさねばならない監査人が、企業とグルになって
 投資家を欺いたとしたならばそこに弁解の余地はない

・信頼を基盤として成り立つ私たちの経済社会では、信用を破壊する存在を放置しておく
 わけにはいかない

・これもまた、資本市場をより健全なものとするための、浄化作用の一プロセスといえる
 のかもしれない


posted by SHOJI at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | Podcast | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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