2011年11月05日

渦中のオリンパス。有報に見るその企業価値

今回取り上げますは、ただいま渦中のオリンパスです。
過去に行われた巨額の買収について、新旧経営者の間で非難合戦の様相を呈している会社ですが、その有報(有価証券報告書)を読んでみました。

1. 主要な経営指標等の推移を概観してみる

H23/3期末時点で、自己資本比率15.4%。自己資本利益率は直近5期を見るに、-44.4%〜25.8%と変動幅大きい。連結売上高はH20/3期をピークに右肩下がり傾向。経常利益も同様の動き。

2. セグメント別にどれだけ稼いできたのかを見てみる

セグメント区分別の営業利益推移は次の通り。一般的にいって、オリンパスといえばデジカメを連想するものだが(特に私の場合)、デジカメを含む映像事業の利益への貢献度はさほどでもない。オリンパスが何で稼いでいるかといえば、一目瞭然、医療ビジネスである。ちなみにウッドフォード前社長は、その経歴を見るに、一貫して医療ビジネス畑を歩んできた人物である。

3. 監査について概観してみる

会計監査人は新日本有限責任監査法人(海外における会計監査はErnst & Youngが担当)
・H23/3期有価証券報告書に付された監査報告書は無限定適正意見。
・H21/3期まではあずさ監査法人が監査を担当。会計監査人が変わるとき、退任となる監査人は意見を述べることができる。当該異動について、あずさ監査法人は、特段の意見はないとした旨、有報には記されている。


有価証券報告書は、投資家にとって一級の投資情報です。積極的に読んでいくことをおすすめしますよ。

※元データ(MP3)はこちらに置いておきます。
ラジオ音声ファイル(MP3) 12MB

※直接お聴きになりたい方はこちらからどうぞ。

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2011年10月22日

有価証券報告書から察知するスキャンダルの兆候、大王製紙の事例研究

・出来事
2011年9月、大王製紙の会長が辞任した。
会長が、同社の子会社から巨額の借り入れを行っており、資金の使途も不明。
これが問題視され、引責辞任となった。同社の社長は刑事告訴を検討中とのこと。

・兆候の察知
さて、いち投資家として気になるのは、こういうスキャンダルは事前に察知できなかったのか?ということ。
結論からいえば、兆候はすでにあった。あやしむべき情報は6月の時点ですでに公表されていた。具体的には、有価証券報告書における情報開示である。



※iTunes - Podcast 管理画面の更新をクリックしてお聴きください。
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2011年10月14日

財務諸表とその裏に隠されたストーリー

おひさしぶりです。楽しい投資研究所の庄司です。
およそ1年と1四半期ぶりのラジオ(ポッドキャスト)です。長いことお休みをいただいておりました。

さて今回は次のテーマを取り上げて、楽しい投資Podcast を、お届けいたします。

・財務諸表を読み解くこととは、今を生きる企業のストーリーを、生々しく、ありのままに読み解くこと
・バフェット氏がコントロールするバークシャーハサウェイが、初の自社株買い計画を発表

楽しんで聴いていただけたら嬉しいです。



■今回のラジオの音声ファイル(元データ)はこちらからダウンロードできます。
音声ファイル(mp3)
※保存方法: 右クリック >> 名前をつけて保存

ラジオの中で言及しているサイトのURLはこちらです。

Twitter: http://twitter.com/#!/bahette1
Google+: https://plus.google.com/114075077668576642663/posts
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2010年07月31日

#051 『IFRSとポイントの話。あと本が出ました』

ご無沙汰しております。
第51回となりました 楽しい投資Podcast 謹んでお届けいたします。

(今夜のポイントは、次の通りです)

・イメージしていたら物事は実現するらしきこと

・ポイント減ったな〜と思っていたらIFRS(国際財務報告基準)が関わって
いるらしきこと

・本が出ました。「バフェットの謎」というタイトルで技術評論社から出て
います。

こんな感じでお送りしています。


庄司卓矢
楽しい投資研究所



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2010年01月31日

#050 『投資実験結果 の話』

今夜のポイント
・個人的に行っております株式投資実験結果、公開いたします。

・投資期間は2009年末で丸8年となりました。

・実験ファンドのパフォーマンス平均(年率)は+7.5%でした

・対してベンチマークとしている TOPIX(東証株価指数) は(8年間で)平均+2.8%です。

・結果的に、市場全体(TOPIX)に比べて有利な成果を得られております。決算書の詳細分析は投資先銘柄選別に有効かと思われます

[覚書]
・個人ファンドの投資先は大体10銘柄程度です

・投資姿勢は基本的にバイ・アンド・ホールドです

・用いた情報は主に有価証券報告書でした

・単年度のパフォーマンスが±10%に納まったのは8期のうち1期間のみ(TOPIXは2期間のみ)でした。分散の度合いが小さい分、個人ファンドの変動率は激しいものとなりました


(結論)投資家は決算書を読むべし!であります。



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2008年12月12日

#049 『人を突き動かす不安心理 の話』

<今夜のポイント>

・不況のさなか、健全な企業は際立つ

・不安心理に覆われた市場は「上げ」「下げ」どちらかに偏りやすい

・不安やおそれが人を強烈に動かす

・かといって、ネガティブな感情に突き動かされて行動しても、良い結果は期待できない

・長い目で見て投資し続けようと思える会社があったら、もしかしたら買いどき

・僕は楽観している


こんな感じでお送りします。


※5か月も音沙汰なしでごめんなさい。元気に生きてます。
こんな私ですので、どうぞよろしくお願いいたします。




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2008年07月10日

#048 『半世紀来の株価続落。ヨーロッパから見た日本 の話』

日経平均が12日連続で下げている。

これはおよそ半世紀ぶりの記録。

日経平均続落のニュースは、ヨーロッパ版の Financial Times でも大きく取り上げられていた。


一方、欧米のメディアが取り上げる日本の印象は、エネルギー効率の良い産業構造というもの。

これは1970年代のオイルショックを契機に構築されてきた。

危機を経て、必要に迫られて開発してきた日本の省エネ技術は、世界に誇れる価値高いもの。


だからこそ日本経済は、原油高が国境を越えてネガティブなインパクトを与えている中、それに対する抵抗力が比較的強いとみなされている。

「洞爺湖サミットで日本は、その技術を前面に押し出して、省エネモデルを世界に提示しようとしている」とも、大きく報じられたりしている。


そんな中での日経平均続落のニュース。

「たしかに良くはないが悪いわけでもない」というのが欧米メディアの報じる日本市場の現状。


日本の株式市場はいま、取引高の60〜70%が外国人によって占められている。


なので市場の方向性は、外国人の気分(強気か弱気か)であらかた決まる。


サブプライム関連の信用収縮は、ニューヨークやロンドンでいまだ重荷となっている。


だから外国人投資家は、総じてディフェンシブなスタンスを余儀なくされているらしい。


それに対して日本の金融機関のサブプライムによるダメージは、欧米のそれに比べてかなり軽かった様子。

なのでいまの日本株を多くの専門家は、長い目で見たら "Better Value" (価値に対して割安)と見ている。

ただ短期的にはどっちに転ぶか予断を許さない状況なので、トレーダー諸氏は大胆に動けずにいるもよう。


長期投資を旨とする投資家にとっては、いまの日本は興味深いタイミングにあるといってよいのではないか。

だから僕個人の結論は、今のうちにもっと日本株を買い増しておこう、というものになる。

( 庄司 / 楽しい投資研究所 )


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2008年06月14日

#047 『バフェット氏のヨーロッパ企業物色ツアー の話』

バフェット氏がヨーロッパへ出張中だそうだ。

聞けばヨーロッパの各国を回って買収対象として魅力的な会社を探すのが目的らしい。

スイス、ドイツ、イタリア、スペインを旅して回るそうだ。いいなあ。


バフェット氏がヨーロッパ企業の買収意欲を高めていることの背景には、USドルの価値下落リスクがある。

この世界一の投資家は前々からUSドルの価値毀損に対する警鐘を鳴らしてきた。

実際、ここのところのドル安はバフェット氏の資産を大きく侵食してきているはずだ。

なので彼がドル安リスクに対するヘッジが必要と考えるのも当然の話。

彼が率いる投資会社バークシャーが昨年、イスラエルの金属加工会社イスカールを買収したのもこういった流れがあるのだろう。

イスカール案件は、バフェット氏による初の米国外企業の大型買収と騒がれたが、それに続く企業買収も米国外のものとなる可能性が高い。

バフェット氏の資本(キャピタル)が米国外に向かっている。

これを僕はバフェッツ キャピタル フライト(Buffett's Capital Flight:バフェット氏の資本国外逃避)と勝手に名付けた。

アメリカからの資本流出はこれからさらに本格化する可能性が高い、と見ている。


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2008年03月25日

#046 『自社株買いの季節 and 季節外れの怪談 の巻』

第一部 自社株買いの季節

・株価は乱高下、あいかわらず先行き不透明で波乱含みの値動き。

・しかし先行き不透明なのは何十年も前から変わらぬ株式市場。(そもそも「先行き透明」なんて時期があったためしはナイ)

・このところ、最大の買い手は企業自身、つまり自社株買いが旺盛だったりする。

・過去も自社株買いが旺盛に行われた時期はあった。その後、株価は急騰している。

・今後株価がどうなるか、なんてことはまったく分からない。ただ、長い目で見てみれば、優れた業績と健全な財政状態を保つ企業の株式への投資は豊かなリターンを投資家へもたらしてくれている。


第二部 季節外れの怪談

・ふと思い出したので数年前に経験した奇妙な話をお届けしたい。

・企業調査に関わる奇妙な体験である。

・どんな理由があろうと粉飾決算は言語道断、そんな企業は即刻アウトである。


では、どうぞ楽しんでお聴きください。[SHOJI]


podcast link


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2008年02月27日

#045 『鎖国はNG、開かれた会社に投資する の話』

★1 まずは近況報告

今週は市ヶ谷で仕事している。外国人が多い街。

★2 海外メディアに見る日本の評判

株式持合いを進める日本企業、「いったい何をお考えで?」といった論調。

★3 日本が独歩安の理由(推測)

閉鎖的な企業風土が根深い日本企業、鎖国はまだ続く?

★4 それでも日本株に投資する理由

外国人が気付かぬうちに、投資するのが良いかと。

★5 この本は面白いですぜ「波乱の時代」の話

ニヤリとできる面白さ。元FRB議長グリーンスパン氏の洞察の数々に舌を巻く。そのうえ名訳。


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2008年01月27日

#044 『EDINET にあやしい大量報告書掲載中 の話』

EDINET にあやしい大量報告書掲載中、の話

トヨタ、NTT、ソニー、三菱重工、アステラス、フジテレビの過半数の株を取得したという大量保有報告書が提出された(提出者は「テラメント株式会社」なる法人)。
これが本当なら取得価額総額は約20兆円に及ぶ。金融庁は虚偽報告の疑いが
極めて濃いとして調査中。
けしからんといえばけしからんのだけれど、おもしろいことを考える人がいるもんだとある意味感心しましたよ。


・気になるニュースの話

インターナショナル ヘラルド トリビューン紙で報じられていたある独立系
アナリストのコメントが胸に響いた。紹介したい。

「このところの世界的株安は、ファンダメンタルに即したものとはいい難い」
「下降を続けるこのところの株価は、事実よりも、恐怖によって導かれている・・・」


・いま一番気をつけたいこと、の話

思うに、いま最も注意すべきは短期的な株価の値動きよりも、通貨の価値の
下落(インフレーション)、つまり物価の上昇である。


・大阪うどん屋の商魂の話(近況報告)

朝7時、うどんを食べに道頓堀沿いのうどん屋ののれんをくぐった。
おいしかったのだが、請求されたのはなぜか深夜料金・・・


・ハイビック株式会社 分析レポート公開のお知らせ(告知)

楽しい投資友の会・会員のみなさまには24時間先行公開としゃれこむ予定。

「楽しい投資友の会」への入会金・年会費は無料、コストは一切かかりません。入会手続はとてもカンタン。2分でできます。こちらから今すぐどうぞ。
 ※楽しい投資友の会 → http://www.1toushi.com/oc/

[ 庄司 ]

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2008年01月07日

#043 『理想の投資先を見出す方法 の話』

今日は京都にいる。(収録日は1月5日です)

大阪を昼に発って、在来線の新快速で京都まで28分。近いなあ。

特に予定はしていなかったが、日ごろ新幹線から見える五重の塔が気になっていたので、東寺へ向かった。

こっちかなあっちかな、とうろうろした後、ようやく発見。

東寺の「講堂」に居並ぶ国宝・重文の仏像群(天像群)は、かなりの迫力。

個人的には四天王像が好み。しかし帝釈天像がいい顔してた。いやさすが。

ところで、こういうものを見るたびに思うのだが、才能と情熱を注いで作り上げられたものは、数百年・数千年と生き続ける。

ところで企業(法人)も、その気になれば永遠に生き続けられる存在だ。

一投資家として、数世紀のときを超えて発展し続ける会社にこそ、投資したいと思う。

たとえば、僕が注目し続けている会社のひとつに、トヨタ自動車がある。

いまや自他共に認める世界最大クラスの自動車会社だが、そんなトヨタの強みはどこから来ているのか?そんなことを問うた記者がいた。

その問いに対し、トヨタの一幹部はこう答えた。

「トヨタは一度死んだ会社ですから」

倒産の危機に瀕し、それを乗り越えた過去を持つからこそ、現状に甘んずることなく、危機感を抱き続けながら改善を重ねてきたのだろう。

その結果として今のトヨタがある。

才能と情熱を傾けた古代の職人のように、才能と情熱を注ぎ続ける経営者が率いる会社にこそ、投資したいと願う。

[ 文責:庄司 ]



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2007年12月29日

#042 『バブルおそるるに足らず。長期に徹する投資家に死角なし の巻』

昨日、大納会を迎えました。2007年の株式市場はこれで終了です。

2007年は、市場全体(TOPIX)が▲12%と大きく下落しました。

ところで私は、ここぞとばかりに(特に年末近くに)買いまくった年でもありました。
売った銘柄はひとつもありません。

長い目で見てこその「投資」ですからね。

ところで、2007年の中国株は+95%と大きく上げました。

まぁ個人的には、いまの中国はバブルであると考えています。

バブルに踊らないことが最も大切なのですが、長期投資に徹する投資家にとっては、バブルなんて実はおそるるに足らないものなのかもしれない、なんてことに思いいたった今日この頃です。

その理由とは・・・?

答えは、今年最後の"楽しい投資 Podcast"で見つけてくださいませ!

今年もリスナーの皆さんからいただいた温かい声に囲まれて、楽しく過ごすことができました。
どうもありがとうございます!

来年もまた、楽しく投資を実践して生きる所存です。[SHOJI]


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2007年12月19日

#041 『投資家よ、複利を学び、半報を読むべし の巻』

株価がどんどん下げています。おかげさまで、私の個人ファンドも爆下げです。

けど嬉しいものです。素敵な会社の株がこんなに安く変えるとは!

かなり積極的に買い増している今日この頃です。


■株主は必読!半期報告書

さて、3月決算企業の、9月中間決算発表(決算短信)はほぼ出揃いました。
12月末までには、半期報告書(公式・正式な決算書)が続々提出されること
でしょう。

半期報告書(半報:はんぽう)は、有価証券報告書の半期決算バージョンです。

投資家にとっては必読です。あなたが投資している会社の半報、あなたが投資しようかなと考えている企業の半報は、必ず読んでおきましょう。絶対、損はしません。


■投資家は必修!複利を学ぶべし

ところで、僕たち投資家にとって、最もパワフルなものは複利です。

複利を味方に付けることによって、投資家は初めて、大きなリターンを得る
ことができます。

聞けば、わが国では毎月分配型の投資信託が人気だそうです。

毎月、分配金・配当金としてキャッシュが得られるのが、分かりやすくて
受けているといわれます。

もちろんその分配金は、元本を取り崩して支払われるわけで、このことは
つまり、複利の魅力・ありがたさを自ら手放していることになります。

会計を身に付けるには、まず簿記を学ばねばならないのと同様に、投資を
行おうとするならば、まず複利を学ばねばならないと、僕は強烈に思います。

複利を学ぶことを怠った代償は、あまりにも大きすぎるのです。

[SHOJI]



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2007年11月02日

#040 『NOVAの破たんに学ぶ。危険信号をとらえる法』

私が投資先を検討するとき、まず決算書(その会社の有価証券報告書)を取り寄せます。

そして真っ先に眺めるのが、監査人からの報告書、いわゆる監査報告書です。

有報には、2期分の監査報告書が綴じ込まれています。気をつけたいのは、そこに記された文言以上に、監査人の交代の有無です。


・「駅前留学」英会話教室のNOVAが経営破たんしました。その背景には、経営者による会社の私物化があったようです。


・NOVAの監査人だった あずさ監査法人が昨年11月、突然、辞任しました。そして今月25日には3人の監査役全員と1人の取締役が同時に辞任しています。


・沈みかけた船からは、その内情を最もよく知る人々から、逃げ出すものです。


●破綻する企業からは、事前にこのような危険信号(サイン)が発せられるものです。


・かすかな、しかし重要なサインを見逃さないためにこそ、決算書を読み解く「感性」を養っておきましょう。


[NOVA破綻劇から学ぶために]

・悪しき事例は、最高の教材として活かそう。


[SHOJI]


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2007年10月12日

#039 『サブプライム危機に学ぶ。バブルと上手に付き合う法』

【配信内容の要約(今回はこんなお話です)】

・じわじわと値を上げてきた日本株。ここに来てようやく持ち直したか?

・サブプライム危機による混乱のさなか、安く買えた企業の株価は、大きく
上げた。周囲がパニックに陥っているときこそ、投資家は本領を発揮できる。

・しかし、また下げるかもしれない。まだまだ下げるのかもしれない。
ほんの数ヶ月間の値動きなど、単に市場の気まぐれでしかない。

・バブルはいつの時代もくり返し生まれ、くり返し弾ける。
そんなバブルと上手に付き合っていくにはどうすべきか?

 → 長期で考えることだ。

高い視点から、数十年を見据えて投資することだ。バブルと上手に付き合える
投資家こそ、豊かなリターンを享受できる。


<投資家としての4原則>
1.自分が理解できている会社だけに投資する。
2.バブルが膨らみ、楽観が支配する時期には動かない。
3.バブルがはじけ、絶望が支配する時機こそ、積極的に買う。

そしてその後は、

4.十年単位で株主であり続ける。

投資とは、自分の感情をいかにコントロールするかがカギのようです。

[SHOJI]


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2007年09月22日

#038 『最大の危機と最大の好機、の話』

いま、住宅バブルに踊った人々が深手を負っている。
過大なリスクを背負って大きなゲインを狙った存在は、いまや青息吐息の
状態だ。

分不相応のリスクを背負ったファンドは、思惑がはずれれば容易に命を
奪われる。
そういったファンドに投資していた金融機関も、損失をこうむる。

今回のキーワードのひとつが「証券化」だ。

信用度の低い債権が証券化され、リスクが次々と転化される。

複雑な仕組みとなり、結果として、本当のリスクがどこにあるのか、はた目
にはまるで分からなくなる。

正体不明なものほど、人間の不安感、恐怖心をかきたてるものはない。

いま、世界を覆うサブプライム・クライシスは、不安心理の連鎖が形と
なったものだと考える。

土地バブル崩壊後の、不良債権に苦しんだ、かつての日本に似ている。
グリーンスパン前FRB議長は、いまの様相を以前の株価暴落「ブラックマン
デー」に酷似していると述べた。なるほど。

不安心理が世界を覆い、株価が下げに下げたあの時期は、いまにして思えば、
私たち投資家にとって、最高の好機(チャンス)であったということも、
覚えておきたいものではある。[SHOJI]


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2007年08月19日

#037 『大暴落。サブプライムローン・ショックと今後の見通し』

驚きました。先週の日経平均、TOPIX、同時に世界中の株式市場が大幅な
下げ圧力にさらされました。

米国発のサブプライムローン・ショック・・・私の保有する株式の市場
価格もおかげさまで大暴落です。

けれど・・・意外とこの状況は悪いものではないのでは?
なんてことを、ワタシ的には思ったりしています。

その理由とは?

それが今回のラジオのテーマなのですが、端的にいってこんなところです。

・自身が保有する企業の業績は堅調である。

・サブプライムローン問題を調べれば調べるほど、今回の大幅下落を合理
的に説明できなくなる。ということは、実態を反映したものというよりは、
不安心理が主役を演じた暴落であった可能性が高い。

・周囲が弱気に支配されているときは長期投資家にとっての好機に他なら
ない。


では、どうぞ楽しんでお聴きください。[SHOJI]


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間があきました。反省。
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2007年07月04日

#036 『スティール投資先の株価下落。その理由』

SHOJIです。
このところ、スティールパートナーズの投資先が一様に下げています。
スティールが株主となっている企業が相次いで買収防衛策を導入したことにより、スティールがTOBを取り下げるのでは?との観測から株価が下げている、との見方が多いみたいですね。

けれど、本当にそうなのでしょうか?

いち投資家(投機家)の動向で株価が動いた、というのはどうも浅はかなとらえ方に思えてしようがありません。
個人的には、スティール関連銘柄の株価の低迷は、企業の本質的な価値の下落を反映したものであるととらえます。

そんなわけで今回は、買収防衛策の導入が株式価値に与えるインパクトについて、考えてみたいと思います。



[ SHOJI ]


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2007年05月31日

#035『過熱の中国株市場。根拠なき熱狂ふたたび』

2月に起こった世界同時株安も、発端は中国株式市場の急落でした。

21世紀は中国の世紀ともいわれますが、現状は過熱感が先行しています。

いわば中国版の「根拠なき熱狂」といえます。

また、先週末に伝えられた、前FRB議長グリーンスパン氏の「劇的な収縮」予測発言は、世界同時株安の再発を連想させ、中国株に続いてアメリカ株、さらに日本株も下げるきっかけとなりました。

なによりも、中国政府がもっとも中国株相場の加熱感に強い危機感を抱いているのですから、その危うさは推して知るべきでしょう。

中国の「株民」(投資家を指すことばらしい)は貯蓄を取り崩し、株式取得にあてているという統計結果も出ました。

これは典型的なバブルの様相です。

バブル先進国の私たち(ちょっと自虐的に書いてます)は、せめてその経験を活かし、現代のバブルに踊らされることなく、実態を見極めて冷静に投資の判断を下したいものですね。



[ SHOJI ]


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(追伸)
日経マネー7月号の特集記事「もうかる株が一目で分かる最強の決算活用術」に、私の会社分析コメントが取り上げられています。

私への割り当てスペースはトヨタが約1ページ、それに加えて日立と住友不動産それぞれ4分の1ページです。

決して広くはありませんが、中でもトヨタに関しては、ルック・スルー利益(潜在的な持分利益)という考え方とともに、珍しい視点を提供できたのではないかと考えています。

・・・しかし、実際に紙面を見てみると、「エッ、これだけ?」という
拍子抜け感も否めません。

そこで、今月の日経マネー(7月号)の読者を対象に、オンラインセミナーを急きょプレゼントすることにしました。

題して、

「見えざる利益を見抜く法 〜健全な思考と正しい情報が、あなたに豊かさをもたらす〜」(仮題)

です。

特集記事の中に、私(庄司卓矢)の紹介文がありますので、そこに記されたURLにアクセスし、オンラインセミナー申込みフォームからご登録ください。

追って、セミナー教材(MP3音声ファイル)をプレゼントいたします。

セミナー教材の内容は、もし価格をつけるとするならば5千円は下りません。

それを日経マネー7月号(630円)を購入するだけで手に入れられます。

このチャンスをお見逃しなく。

では、オンラインセミナーでお会いできるのを楽しみにしています。
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