2007年10月12日

#039 『サブプライム危機に学ぶ。バブルと上手に付き合う法』

【配信内容の要約(今回はこんなお話です)】

・じわじわと値を上げてきた日本株。ここに来てようやく持ち直したか?

・サブプライム危機による混乱のさなか、安く買えた企業の株価は、大きく
上げた。周囲がパニックに陥っているときこそ、投資家は本領を発揮できる。

・しかし、また下げるかもしれない。まだまだ下げるのかもしれない。
ほんの数ヶ月間の値動きなど、単に市場の気まぐれでしかない。

・バブルはいつの時代もくり返し生まれ、くり返し弾ける。
そんなバブルと上手に付き合っていくにはどうすべきか?

 → 長期で考えることだ。

高い視点から、数十年を見据えて投資することだ。バブルと上手に付き合える
投資家こそ、豊かなリターンを享受できる。


<投資家としての4原則>
1.自分が理解できている会社だけに投資する。
2.バブルが膨らみ、楽観が支配する時期には動かない。
3.バブルがはじけ、絶望が支配する時機こそ、積極的に買う。

そしてその後は、

4.十年単位で株主であり続ける。

投資とは、自分の感情をいかにコントロールするかがカギのようです。

[SHOJI]


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2007年09月22日

#038 『最大の危機と最大の好機、の話』

いま、住宅バブルに踊った人々が深手を負っている。
過大なリスクを背負って大きなゲインを狙った存在は、いまや青息吐息の
状態だ。

分不相応のリスクを背負ったファンドは、思惑がはずれれば容易に命を
奪われる。
そういったファンドに投資していた金融機関も、損失をこうむる。

今回のキーワードのひとつが「証券化」だ。

信用度の低い債権が証券化され、リスクが次々と転化される。

複雑な仕組みとなり、結果として、本当のリスクがどこにあるのか、はた目
にはまるで分からなくなる。

正体不明なものほど、人間の不安感、恐怖心をかきたてるものはない。

いま、世界を覆うサブプライム・クライシスは、不安心理の連鎖が形と
なったものだと考える。

土地バブル崩壊後の、不良債権に苦しんだ、かつての日本に似ている。
グリーンスパン前FRB議長は、いまの様相を以前の株価暴落「ブラックマン
デー」に酷似していると述べた。なるほど。

不安心理が世界を覆い、株価が下げに下げたあの時期は、いまにして思えば、
私たち投資家にとって、最高の好機(チャンス)であったということも、
覚えておきたいものではある。[SHOJI]


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2007年08月19日

#037 『大暴落。サブプライムローン・ショックと今後の見通し』

驚きました。先週の日経平均、TOPIX、同時に世界中の株式市場が大幅な
下げ圧力にさらされました。

米国発のサブプライムローン・ショック・・・私の保有する株式の市場
価格もおかげさまで大暴落です。

けれど・・・意外とこの状況は悪いものではないのでは?
なんてことを、ワタシ的には思ったりしています。

その理由とは?

それが今回のラジオのテーマなのですが、端的にいってこんなところです。

・自身が保有する企業の業績は堅調である。

・サブプライムローン問題を調べれば調べるほど、今回の大幅下落を合理
的に説明できなくなる。ということは、実態を反映したものというよりは、
不安心理が主役を演じた暴落であった可能性が高い。

・周囲が弱気に支配されているときは長期投資家にとっての好機に他なら
ない。


では、どうぞ楽しんでお聴きください。[SHOJI]


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間があきました。反省。
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2007年07月04日

#036 『スティール投資先の株価下落。その理由』

SHOJIです。
このところ、スティールパートナーズの投資先が一様に下げています。
スティールが株主となっている企業が相次いで買収防衛策を導入したことにより、スティールがTOBを取り下げるのでは?との観測から株価が下げている、との見方が多いみたいですね。

けれど、本当にそうなのでしょうか?

いち投資家(投機家)の動向で株価が動いた、というのはどうも浅はかなとらえ方に思えてしようがありません。
個人的には、スティール関連銘柄の株価の低迷は、企業の本質的な価値の下落を反映したものであるととらえます。

そんなわけで今回は、買収防衛策の導入が株式価値に与えるインパクトについて、考えてみたいと思います。



[ SHOJI ]


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2007年05月31日

#035『過熱の中国株市場。根拠なき熱狂ふたたび』

2月に起こった世界同時株安も、発端は中国株式市場の急落でした。

21世紀は中国の世紀ともいわれますが、現状は過熱感が先行しています。

いわば中国版の「根拠なき熱狂」といえます。

また、先週末に伝えられた、前FRB議長グリーンスパン氏の「劇的な収縮」予測発言は、世界同時株安の再発を連想させ、中国株に続いてアメリカ株、さらに日本株も下げるきっかけとなりました。

なによりも、中国政府がもっとも中国株相場の加熱感に強い危機感を抱いているのですから、その危うさは推して知るべきでしょう。

中国の「株民」(投資家を指すことばらしい)は貯蓄を取り崩し、株式取得にあてているという統計結果も出ました。

これは典型的なバブルの様相です。

バブル先進国の私たち(ちょっと自虐的に書いてます)は、せめてその経験を活かし、現代のバブルに踊らされることなく、実態を見極めて冷静に投資の判断を下したいものですね。



[ SHOJI ]


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(追伸)
日経マネー7月号の特集記事「もうかる株が一目で分かる最強の決算活用術」に、私の会社分析コメントが取り上げられています。

私への割り当てスペースはトヨタが約1ページ、それに加えて日立と住友不動産それぞれ4分の1ページです。

決して広くはありませんが、中でもトヨタに関しては、ルック・スルー利益(潜在的な持分利益)という考え方とともに、珍しい視点を提供できたのではないかと考えています。

・・・しかし、実際に紙面を見てみると、「エッ、これだけ?」という
拍子抜け感も否めません。

そこで、今月の日経マネー(7月号)の読者を対象に、オンラインセミナーを急きょプレゼントすることにしました。

題して、

「見えざる利益を見抜く法 〜健全な思考と正しい情報が、あなたに豊かさをもたらす〜」(仮題)

です。

特集記事の中に、私(庄司卓矢)の紹介文がありますので、そこに記されたURLにアクセスし、オンラインセミナー申込みフォームからご登録ください。

追って、セミナー教材(MP3音声ファイル)をプレゼントいたします。

セミナー教材の内容は、もし価格をつけるとするならば5千円は下りません。

それを日経マネー7月号(630円)を購入するだけで手に入れられます。

このチャンスをお見逃しなく。

では、オンラインセミナーでお会いできるのを楽しみにしています。
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2007年05月11日

#034 『バフェットさんの失敗。彼が成功した理由』

SHOJI です。
先日、リスナーの方から、こんなメッセージをいただきました。


<ここから>
いつもPodCastを聞かせてもらっています。
時々、バフェット氏の話が出てきますが、私自身も彼の考え方に
共感して株式投資をしている一人です。
もっとバフェット氏について話して頂ければと思います。
(I.K さん 神奈川県 40代 男性)
<ここまで>


メッセージをどうもありがとう!
私もバフェット氏にはとても興味を惹かれるので、とても嬉しいです。

なので今回は、バフェット氏の「来(こ)し方(かた)」をテーマに
取り上げて、何ゆえ彼が、一代で大富豪の投資家になれたのかを考えたい
と思います。





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【豊かな投資、そのために】
失敗を、最大の教師にしよう。
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2007年04月02日

#033 『リスクをコントロールする意識を持とう』

前回ご紹介したリスナーの方からご返事いただきました。

せっかくなので、ご紹介させていただきます。

-----------------------------------------------------------------
先週末は家族で湯田川温泉に行っており、かえってきたら SHOJI さんか
らメールが届いておりすごくびっくりしました。

重ねて直接のメールありがとうございます。私のトレードの状況について
はおおむね SHOJI さんがポッドキャストでふれてたとおりです
(多額の授業料をはらっての部分も...)。

じゃんけんで勝ちつづけるのが難しいように、株式市場で克ち続けるのは
やはり至難の業です。

実はかなり前から SHOJI さんのポッドキャストを聞いており去年の暴落
時にバーゲンセールであるとか、信用取引きでレバレッジを効かせての
トレードについての考察も興味深く聞かせていただいておりました。

(複利の件については目から鱗でした。ただ実行はできておりません。)

達観した投資スタンスに投資歴2年弱の私にはなかなか到達できない境地
だなと、尊敬しております。

自分の欲と向き合うのも非常にタフで現状に非常に悩んでいるのです。
とにかく自分の現状と目的を整理してよりよい方向に向かえればと
思います。

ポッドキャスト、楽しみにしてますので、頻繁に更新していただけると
うれしいです。
(Sさん 山形県 30代 男性)
-----------------------------------------------------------------

ご丁寧に、ご返事メールをありがとうございます。とても嬉しいです。

けれど私自身、そんなに「できた」投資家ではありません。

まだまだ学ばなくちゃならないな、と日々反省の毎日です。

ただ、学びは大切にすべきと思うのですが、中には有害となる教えもある
点、注意が必要だな〜とも考えるようになりました。

おすすめしたいのは、すでに投資で成功し、生活面でも健全に過ごされて
いる人々のことばや考え方に触れることです。

私が好んで接しているのはウォーレン・バフェット氏、ピーター・リンチ
氏、また立場は変われど、チャールズ・エリス氏、ジョン・ボーグル氏の
ことばや本です。

彼らから学ぶために費やした時間とエネルギー、そしてわずかなコストは、
とんでもなく大きなリターンを私にもたらしてくれました。

ぜひ機会を見つけて、彼らのことばに触れ、エネルギーを感じていただけ
たらな、と思います。きっと、面白い成果が得られるはずですよ。





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【豊かな投資、そのために】 健全に成功し続けている人たちに、学ぼう。


※豊かさの土台は、その人の用いる言葉や考え方に、あるようです。


※今回は、サッカー日本代表の監督、オシム氏の言葉も取り上げています。
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2007年03月25日

#032 『目先の株価に一喜一憂する毎日です・・・』

山形県にお住まいの男性、Sさんから、こんなメッセージをいただきました。

<ここから>
ポッドキャストをきいてこのホームページ(楽しい投資研究所HP)に
たどり着きました。

目先の株価に一喜一憂する毎日です。

決算書を細かく理解できない(その努力をしてないのかもしれませんが)ため
IRなどの材料で売り買いしています。

そんな中、このポッドキャストを発見しスイングトレードの自分の
スタイルに疑問をもつようになりました。

これからこのホームページをじっくりみさせていただき参考にさせていただけ
ればと思います。どうもありがとうございます。

これからもポッドキャストを聞きます。更新を楽しみにしています。
<ここまで>


※楽しい投資研究所HP → http://www.1toushi.com/


投資のスタイルは十人十色です。

投資をする本人が、もっとも好ましいと思えるスタイルを実践するのが、結局
のところベストです。

ただし、トレーディングと投資、そして投機は、一見似たことをやりつつも、
本質は全然ちがうのだという意識はもっておかなくてはなりません。

売買をくり返して値ざやを狙う。

このスタイルによってもっとも得をするのは、トレーダー本人ではありません。

株式市場の胴元、つまり証券会社(もしくは市場運営者)です。

今回は、投資家のエネルギー配分と、エネルギーを注ぐタイミングについて、
お話ししますね。


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【豊かな投資、そのために】 頭で勝負しよう。


※投資の成否は、投資をする前に、ほぼ8割がた決まってしまうのです。


[ SHOJI ]
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2007年03月20日

#031 『株を始めて損失ばかりです・・・』

楽しい投資友の会・会員の方からメッセージをいただきました。どうもありがとう。

せっかくなので、ご紹介させていただきます。


<ここから>

株を始めて損失ばかり膨らませている状態です。

自分の投資法に一貫性がないのが原因かと思います。

じっくり決算書を読み解き価値ある会社に投資したいと考える今日この頃です。

勉強させてください。
(A.Yさん 北海道 40代 女性)

<ここまで>


株価とは、株主になったとたんに下がるのが普通です。

投資の神様は、イジワルです。

あなたの投資家としての、覚悟を試すのです。

あなたは、たとえ株価が半分にまで落ち込んだとしても、自信をもって株主で
あり続けることができますか?

今回は、投資の先賢に学ぶ、「投資家としての覚悟」について、お話しします。





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【豊かな投資、そのために】 覚悟を持とう。 (中谷彰宏風)


※やっぱりポイントは、「理解」です。
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2007年03月13日

#030 『「知る」ことで、恐怖を克服しよう』

先週の世界同時株安というイベントのなか、東証において興味深い出来事が
ありました。

外国人投資家が売り越し、個人投資家が買い越したのです。

日本の投資家たちの、意識変革のときに立ち会っているような気分になる
出来事です。

しかし、証券業界関係者のなかには冷めた見方もあります。

「個人投資家は、相場が上昇するとすぐに利益確定売りを出す」

高値で買い、安値で売ってしまうのは、感情にふりまわされてしまうためです。

恐怖という感情が私たちをしばしば翻弄するのです。

今回は、この恐怖といかに付き合っていくのが良いか?についてお話しします。





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今回は BGM 抜きで、シンプルな構成にしてみました。
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2007年02月28日

#029 『株式市場超暴落!投資家として考えるべきこと』

世界同時株安!だそうです。

おぉすごいことになりました。

ここで問題です。


あなたは、困った!と思いましたか?

しめしめ!と考えましたか?


出来事をどのようにとらえるかによって、その先の結果はまるで違ったものに
なるはずです。

僕自身は、市場を襲うパニックなんてものは、ある意味、定期的に起こる
お祭りみたいなものだと考えます。

僕たち投資家にとっては、バーゲンセールのスタートです。

焦らず騒がず、かねてから目をつけていた会社の株主となる、絶好の買い場
到来と、考えたいものです。



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2007年02月17日

#028 『次は超円高?日本発の波乱要因』

こんにちは。楽しい投資研究所の SHOJI です。

あいかわらずの円安が続いていますね〜。

たまにFTなぞを眺めてみますに、海外の論調は円安批判へ傾きやすい状況で
あるもようです。

キャリートレードなるものが、円安を過度に進行させているともいわれて
います。

ある意味異常なゆがんだ為替レート・・・であるらしい日本円。

これが株式市場に与える影響とは・・・?

について、語らせていただきます。



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[ SHOJI ]
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2007年01月03日

#027 『新年のごあいさつ、そして昨年をふりかえります』

新年あけましておめでとうございます

ただいま、プライベートで滞在中、くいだおれの街・大阪です。
今回は、大阪からお届けします。

いろいろあって(?)ずいぶん間があいてしまいました(ゴメンナサイ)。
久しぶりの 楽しい投資 Podcast ワクワクしながら収録しました。

今回は、2006年における私自身の投資活動をふり返ります。

昨年一年間において、私自身が実験的に運用するプライベートファンドの
運用成績は、+12%という好成績で終えることができました。

同じ期間のTOPIX(東証株価指数)は +2%、
日経平均は+7% です。

われながら好ましい成果を残すことができました。

では、当の私自身はどんな投資行動を取ってきたというのでしょうか?

昨年一年間、売ることは一切なく、新規投資も一切なく、ただ春に
既存保有銘柄をいくばくか追加取得したにすぎません。

投資家としてほとんど動くことはなかったにもかかわらず、どうして
主要インデックス(株価指数)を上回ることができたのか?

感謝の思いとともに語らせていただきます。



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[ SHOJI ]
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2006年10月24日

#026 『集中投資と分散投資。どちらがお得?』

今回は、インデックスファンドを考えるシリーズの最終回です。

私が数年来、抱き続けてきた疑問がこちらです。

すなわち、

「インデックスファンドがベストとする派」 と 
「投資先企業をきちんと選んで投資するのがベスト派」

一体どちらが正しいのか?

それぞれの理論背景を簡単におさらいすると、こんな感じです。

・インデックス運用派(効率的市場仮説支持派)

→ 市場はそこそこ効率的
→ 長期間継続的に市場全体を上回る意思決定はきわめて困難
→ インデックス運用を続けるのが吉

・企業を深く理解して長期投資派(グレアム・ドッド派)

→ 企業分析を駆使して長期投資に徹する
→ 市場全体を長期間に渡って上回る運用成果を得ることは可能
→ バフェットを筆頭とする、グレアムに学んだ人々が存在することこそ
  生きた証拠

しかしどちらの言い分ももっともなように聞こえます。

・・・どうやら、自分で試してみる他ないようです。

というわけで、私自身による実験は、次のように行われました。

--------------------------------------------------------------------
2002年の初めから一部インデックスファンドに投資。

残りを特定の企業を対象に投資。

特定企業の選別は、決算書(有価証券報告書)を主な情報源として行う。

選別基準は、次の4つ。

・資本効率の良い会社
・財務内容の健全な会社
・実績として高い業績を上げている会社
・考え方に共感でき、信頼できると見込んだ人物が経営トップの会社
--------------------------------------------------------------------

そして今、約6年間を経て、実験の結果はこのようになりました。

インデックスファンドによる運用: +66.8%
(前回ご紹介のものとは別枠の実験成果です)

これは正直、かなりいい成果だと思います。
インデックス運用いいじゃないの!

しかし、自分なりに(可能な限り)深く理解した上で、覚悟を決め、
ある程度まとまった額を投資した結果はなんと・・・

 +243.1%! +143.1%!
(すみません、とんでもない記載ミスをしでかしました。ごめんなさい修正しますごめんなさい)2006.10.29 修正


どうやら、企業を深く分析して、ある程度の集中投資することによって、
インデックス運用を継続的に上回ることは十分に可能であるといえそう
です。


[ 結論 ]
企業を深く読み解く術を身につけているのなら、圧倒的に魅力的な企業に
投資することによって、優れた投資成果を期待できるはず。

しかしその自信がなければ、インデックスファンドに投資し、持ち続ける
こと。それだけで、大多数のプロを上回る成果が得られるはず。


みなさまのご参考になれば幸いです。

ではまた、次回の "楽しい投資 Podcast" でお会いしましょう!


(SHOJI)


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2006年10月06日

#025 『現代投資家への福音?インデックス・ファンド』

前回は友の会・会員の方から寄せられたメッセージをきっかけに、インデックスファンドを取り上げました。

私も大好きなインデックスファンド、10分やそこらで語りつくせるものではありません。

なので、今回は、その続きとしてお送りいたします。

-----------------------------------------------------------------
[ 楽しい投資友の会・会員の方からいただいたメッセージ ]
5年から10年のスパンでインデックスファンドに投資を考えています。
リターンは5〜6%程度を目標にしています。
参考になる情報があればありがたいと考えています。
(H.K さん 東京都 60代 男性)
-----------------------------------------------------------------

(問)インデックスファンドに投資する最大の利点とは?

(答)それは圧倒的に低いファンド保有コスト。


[ 私の場合のお話です ]
2001年の5月から2003年9月まで、タイミングをずらしながら、インデックスファンドへ投資を重ねました。いわゆるドルコスト平均法的っていうやつです。

その後、保有を継続。すると・・・


[ その結果 ]
現時点において、このインデックスファンドにかかる含み益は+55%(税引き前)。

2006年10月まで、ざっくりと平均保有期間4年と考えて、+55%となると、
複利で考えても、年率平均 9.1% という成果を得ているということになります。(初期に投資したものだけを考えてみれば、+70%超という計算に)

・・・この先も楽しみではあります。

インデックスファンドに投資する上で、特筆すべきは、ただ淡々と定期的に投資し続けるだけ、という点です。


頭を使う必要が一切ないのです!


投資先を選別するために、勉強したり、調べたり、タイミングを見計らったり、そんなことに時間やお金をかけることは一切なくしてこの利回りです。

まだまだデータとして用いるには短すぎるものの・・・

過去のインデックス運用の実績を鑑みつつ、「インデックスファンドに機械的に投資し続ける」ということの魅力は、21世紀を迎えた現代においてもまだまだ色あせていないといえるのではないか?。

このことを、わが身を通じて、体感しているところです。



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2006年09月28日

#024 『魅力ある選択肢。インデックス ファンド』

こんにちは。楽しい投資研究所の SHOJI です。

楽しい投資友の会、会員の方からメッセージをいただきました。
ありがとうございます。

-----------------------------------------------------------------
5年から10年のスパンでインデックスファンドに投資を考えています。
リターンは5〜6%程度を目標にしています。
参考になる情報があればありがたいと考えています。
(H.K さん 東京都 60代 男性)
-----------------------------------------------------------------

というわけで、今回は、株式を対象としたインデックス運用というテーマで
お送りします。

インデックスファンドとは、ひとことでいって、株価指数(インデックス)
に連動するように設計された投資信託のことです。

インデックス運用の本質は、ばっさりいってしまえば、超のつく幅広い分散投資です。

その代表的なものとしては、日経平均連動型や、TOPIX(東証株価指数)連動型
等など、数多くあります。

かつて投資家ジム・ロジャーズは、旅先で将来性を感じた国の上場銘柄すべて
を買い、そして大きなリターンを得ました。

これまでの実績をふりかえってみると、インデックス運用という保守的な
投資スタイルは、健全な経済圏においては、長い目で見て、かなり魅力的な
リターンをもたらしてくれています。

あくまでも過去の話ですが、インフレ調整後の実質リターンを見てみれば、
長期的な(株式への)インデックス運用を行ってきた投資家は、これまで、
年率換算8〜9%程度のリターンを手にしてきました。

アメリカの株式市場においても日本の株式市場においても同様です。
(株式投資の本質を考える上で、これは興味深い事実です)

ところで、私自身が投資を始めたその入口も、インデックスファンドでした。

チャールズ・エリスの「敗者のゲーム」
 → www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532350689/katteshohyo-22/

や、

ジョン・ボーグル「インデックス・ファンドの時代」、
 → www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492731512/katteshohyo-22/

バートン・マルキールの「ウォール街のランダムウォーカー」
 → www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532350972/katteshohyo-22/

に、ひどく感銘を受けたからです。

インデックス・ファンドって最高!と思ったものでした。

しかしいま改めて考えてみるに、インデックスファンド・イズ・ベスト、
と単純にいうこともできないのです・・・(SHOJI)

(続きます)




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2006年09月12日

#023 『百聞は一見に如かず。投資先企業を体感しよう』

こんばんは。楽しい投資研究所のSHOJIです。

9月のあたまから10日間ほど、北海道旅行に行ってきました。

うに、かに、いくら、しおから、塩ラーメンに味噌ラーメン

なにもかもがたいそう美味しく、大満足の10日間でした。
(こうして書くと通風にでもなりそうないきおいですね・・・)

ところで、今回の旅行のメインは知床です。

知床半島の根元の町ウトロに4日間ほどですが滞在し、あちこちを
観て回ってきました。

ここ知床は、昨年の夏、世界自然遺産に登録されたところでもあります。

知床を実際に訪れてみて、事前にいくら調べておいても、想像と実物とは
まったく違うものだということを、身にしみて実感しました。

・・・おそらくこれは、投資にも通じることなのでしょう。

いくら書面で調べても、実際にその投資対象を体感してみないこと
には、深く理解することなどできません。

興味を抱いた会社が世に提供する製品やサービスは、投資する前に
ぜひ、実際に利用しておきたいものです。

いくら決算情報を深読みしようと、実際に体感しておかないことには、
片手落ちになりかねません。

「百聞は一見に如かず」

いいことばです。

ただ注意しておくべきは、製品やサービスを利用し、体感しても
ただそれだけでは、読み取くことのできない事柄があるのも、また事実
であるという点です。

決算情報を読み、企業が実際に提供する製品・サービスを体感しましょう。

そしてふたたび決算情報に立ち返り、論理思考と、体感した感覚とを
結びつけてみましょう。

この手続を数多くこなせば(場数をこなす・・・単純ではありますが、
これは重要な秘訣であると思います)、本当に魅力ある企業を
感じ取る直観が育まれるはずです。

(SHOJI)



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2006年08月22日

#022 『企業分析。4つのステップ、の話』

メッセージをいただきました。

---
初めまして。
赤字決算から黒字決算に変わる兆候?を見抜く等、決算書から企業成績?が
好転することをとらえて投資ができるようになりたいと思っています。
貴殿のHPのような企業分析ができるようになること!大きな目標ですが、
頑張りたいと思います。よろしくお願いします。
(F.Yさん 兵庫県 20代 女性)
---

この方、楽しい投資研究所の会社分析レポートを読んでくださっている
もようです。

うれしいことです。どうもありがとう!

もし、私のやり方が参考になるというのであれば、こんなところを
チェックしてみるのも良いのでは?ということで、かんたんにポイントを
まとめてみました

というわけで、今夜のポイントです。


【ステップ1】損益の構造を知る → 損益計算書


【ステップ2】キャッシュを稼ぐ力を知る → キャッシュ・フロー計算書


【ステップ3】(損益の状況・キャッシュの流れを把握するなかで)
企業の営むビジネスを理解し、その本質をつかむ


【ステップ4】経営者の人物を見極める


【おまけ】どの地域を相手に商売しているのか、どの地域から利益を
上げているのか、についても理解しておこう



たとえば、ということであれば、

このところ、ヨーロッパ経済が絶好調です。

通貨ユーロも強い(高い)です。

すると、ユーロ圏企業の対外価格競争力が低下することになるわけですが、
これに対してユーロ圏に大きな市場を持つ日本企業にとっては、
価格競争力といった点で追い風要因になります。

(事象は同じでも、立場次第で物事の意味は変わります。
 しかしそれらは表裏一体の関係なんですよね・・・)

決算書には、どの地域にどの程度売り上げ、どの程度の利益を得ているのか?
といった情報も掲載されています(セグメント情報)。

バフェット氏の言を借りれば、


"Risk comes from not knowing what you are doing."

(訳)リスクとは、自身が何をやっているのか分かっていないときに
こそ、生じるものである


・・・だそうです。

 ※Warren Buffett Speaks:
  Wit and Wisdom from the World's Greatest Investor 
   → http://tinyurl.com/a7xzq

 ※バフェットの投資原則(上記の本の訳書)
   → http://tinyurl.com/rgo4u

逆に、自身が深く理解できている対象を相手にするときには、それだけ
リスクを抑えることができるということでもあります。


理解を深め、リスクを抑え、ともに楽しく投資を実践していきたいものですね!


(SHOJI)



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2006年08月02日

#021 『悩める投資家。迷いの渦から脱出する法』

こんにちは。楽しい投資研究所の SHOJI です。

楽しい投資友の会・会員の方からメッセージをいただきました。

メッセージをお送りくださったのは、神奈川県にお住まいの女性、A.Tさん。

どうもありがとう!

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株投資を始めてまだ日が浅いのですが、迷いの森に入り込みました。

人生の先はそう長くないながらいろいろ知ってくると、投資はやっぱり
中長期だと思い始めています。

今はいろいろな人の助言や情報で迷って、スタンスがさだまりません。

せめて決算書などを少しでも読めて、投資も自分なりに判断して
いけたら、こころがおだやかになり楽しいと思うのです。

少し勉強したいのですが、耳が少々不自由で、CDでの勉強は無理な
気がします。

主に目からの勉強で、実践に即した決算書分析の勉強を望んでいます。

今日はじめてこのHPへ来まして、希望が出てきた気がしつつこれを
かいています。

(A.Tさん 神奈川県 女性 60代)
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■きょうのポイント

長い目で見て考えるのが投資。それ以外は投機かギャンブル


多くの情報に接することが最善ではない
 情報の大海におぼれてしまう危険性を認識しよう


ひとり静かに、思考を深め、熟成させる時間を持とう


健全勝つ賢明な投資を実践するために、自分自身を理解しよう


自分自身のリスク許容量を見極めよう


焦りはさらなる焦りしか生まない


焦りをもたらすもの、それは未知への恐怖


私たちを最も強烈に動かすもの、それは痛みと怖れ


思考のネガティブスパイラル:
 無知 → 恐怖 → 焦り → さらなる焦り → 思考停止 → 恐怖 ・・・


思考のネガティブスパイラルから脱出するために・・・
「自分自身」と「投資対象」への理解を深めよう

(SHOJI)


■楽しい投資友の会へのお誘い

楽しい投資友の会は楽しい投資研究所のオフィシャル・クラブです

友の会・会員さんには楽しい投資研究所の特製!会社分析レポートや各種
お知らせを一般に先駆けて先行公開しています。

入会金・年会費は無料。コストは一切かかりません。

入会手続はとてもカンタン。2分でできます。
こちらから今スグどうぞ → http://tinyurl.com/b3yv3




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2006年07月15日

#020 『「信用取引」と「損切り」を考える』

楽しい投資友の会・会員の方からご質問メールをいただきました。

メールをお寄せいただいたのは、福岡県にお住まいの30代・女性、K.Mさん。

どうもありがとう!

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最近の株価下落で、日頃狙っていた企業をチャンス到来と考えて購入したところ、
無惨な結果で溜息混じりの日々です。

私は現物のみですが、信用取引の投資家増加で信用買いがどんどんふくらみ、
回転させて掻き回されてしまうというような難しい局面となり頭が痛い昨今です。

企業を信じて買うのは現物も信用も同じですが、信用の買い方は現在のような
株価下落局面では、売り方に変わり予想以上に株価を下げるかもしれません。

現物の強みで辛抱強く抱えて時を待つ考え方と、一旦損切りして又のチャンスを
待つという方法との分岐点になるヒントなどございましたら、参考にさせて
いただきたいと思いますので宜しくお願いします。

(K.Mさん 福岡県 30代 女性)
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私の思うところを、私なりの表現で、お話しいたします。

というわけで、今回のテーマは、「信用取引と損切りを考える」です。

きょうのポイントは次の通り。

・投資家が持つ最大の武器とは?

・信用取引がもたらす「足かせ」とは?

・企業の真実の姿を見極める。その5つのポイント

・損切り、その裏にある思考とは?

・アマチュア投資家がプロよりも有利な理由とは?


では今回も、楽しんでお聴きいただければ幸いです。

さらなるご質問やコメントも、随時受け付けたいと思います。

"楽しい投資 Podcast" ブログのコメント欄にご記入ください。
即、私に通知が来るようになっています。

こちらからどうぞ → http://1tpc.seesaa.net/

お待ちしています!

(SHOJI)


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